岩手日報 2017年1月19日付 1面に当社の研究開発が掲載されました。この記事・図は岩手日報社の許諾を得て転載しています。

 国立病院機構(東京都)は18日、米航空宇宙局(NASA)の国際宇宙ステーション内で、同機構の小児科医師・石北直之氏(38)=岩手医大出身=と八幡平市の精密プラスチック製品製造業ニュートン(田面木(たものき)哲也社長)が共同開発した小型人工呼吸器の部品を作る実験が成功したと発表した。地上から電子メールでデータを送り、宇宙ステーション内の3Dプリンターで製作。同機構によると医療機器で同様の実験は世界初で、宇宙をはじめ遠隔地など多様な場所で技術の活用が期待されている。

実験は、宇宙開発に取り組む米国のメイドインスペース社が14日に実施。人工呼吸器のデータをサンフランシスコの同社地上コントロールセンターから送信。約4時間ほどで五つの部品を、樹脂で立体を作製する3Dプリンターで製作した。部品は今後宇宙ステーションで組み立て、地上に送り完成度を確認する。

人工呼吸器は樹脂製で直径3・5センチ、高さ7センチの円柱形。重さは27グラム。手押しポンプなどから人工呼吸器を通って送り込まれた空気が肺に入り、空気で肺が膨らむと呼吸器の弁が圧力で開き、余分な空気が外に出る仕組みとなっている。

人工呼吸器は今後、臨床研究を進め商品化を目指す。ニュートン開発チームの藤田隆行技師は「(宇宙で製作するため)樹脂で全部品を構成するのが難しく、開発に2年を要した。成功してほっとした」と喜ぶ。同機構渋川医療センター(群馬県)で勤務し、研究成果を5月に米国の航空宇宙医学会で発表する石北氏は「特殊空間でも容易に作れることが証明された。広く普及するきっかけにしたい」と期待する。

2017.01.19-岩手日報-人工呼吸器

 

また、共同通信PRワイヤーにおいて 独立行政法人国立病院機構様よりリリースされています。
「人工呼吸器の宇宙電送実験が成功」
http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201701177981/